地下室に念願のオーディオルームを作る
オーディオルーム T邸
T氏宅の南側、細い道路の向かいは京王線の線路敷!
家の老朽化にともない全面立て替えを計画
迷わず防音第一
地下室をつくり
専用のオーディオルームをつくった
図面
Before
After
写真
Before
【正面】
大型スピーカーとサブスピーカーが並んでいます。ホームシアターを楽しむ場合は手前の透過スクリーンが下ります。
After
【背面】
天井から三管式のプロジェクターが固定されています。背面一面にはつくり付けのソフト収納棚をつくりました。
Before
【オーディオルーム側のAVラック】
AVラックスペースを壁に埋め込んだ形にして、非常にすっきりしています。
【AVラックの裏側】
納戸側の簡易防音ドアを開くとAVラックの裏側になり、納戸側から配線を楽に変える事ができます。
スピーカー配線は全て壁の中を目隠し配線できるようになっています。ケーブル交換は自由です。
After
電車音について
電車の走行音のエネルギーは巨大である。
振動をともなう音のエネルギー侵入はすさまじく、 長年この地に住み慣れたT氏にとってはとても地上の部屋でのオーディオルームは不可能であると考えたようです。
当社はロックスタジオを木造でつくってしまうような高い遮音性の 設計ノウハウをもちあわせているつもりですが、 本例の選択は正解であったと思われます。
実は、内部の音を外に伝搬することを防止するよりも 外部の音を内部に伝搬するのを防ぐ方がずっと難しいのです。(静かなところに入ってくる小さな音は聞えやすい)
機器類をOFFにしたAV室暗騒音 ・・・・28db(A) |
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電車通過時のAV室暗騒音 ・・・32db(A) |
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リビング暗騒音 ・・・・31db(A) |
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電車通過時のリビング暗騒音 ・・・・44db(A) |
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外部での騒音レベル ・・・・53db(A) |
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電車通過時の外部での騒音レベル ・・・・80db(A) |
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■ 比較的騒音のあるところ(都内ではT氏宅の暗騒音が53db(A)であったのように都内では騒音の高いところが多い)に伝搬した音は聞えにくいですが、静かな空間(T氏宅の地下オーディオルームの暗騒音は28db(A))に伝搬する音は小さな音であっても聞えやすいです。
いままで、オーディオが大好きだったT氏はこの地で生まれ育ったこともあり、
電車音は普通の生活ではなんらストレスにはならなかったはずですが
オーディオ熱が高まるにつれ専用の静かな部屋への欲求が高まっていったに違いありません。
そして、家全体を建て直すにあたり「地下室オーディオルーム」をつくったことは・・・
大正解!電車音は皆無
コメント
オーナーの一言
専用AVルームは永年の私の夢でした。特に好きな音楽のジャンルは「ハードロック」「ヘビーメタル」であるため大音量で視聴できる環境はいつかなんとしてでも手に入れたいと思っていました。
ただ、家の新築を計画した当初は正直言ってこれほど本格的な部屋にするつもりもなく、単に、「地下であれば多少音量も上 げられるであろう」程度の感覚で住宅設計士の先生に地下室の設計をお願いしました。話が進むうちにアコースティックエンジニアリングと巡り合うことにな り、本格的なAVルームへ変貌した次第です。
結果は正解でした。
仕事から帰宅した後、深夜まで大音量で好きなCDやDVDを視聴できることは何よりの喜びです。こうしたAVルームを所 有することは平均的なサラリーマンの私にとってはとても贅沢なことと思いますが・・・。(古い建物を壊して建て替える機会を一大チャンスと考えたので す・・・)
設計の段階ではアコースティックエンジニアリングと好きな音について色々話し合いましたが、音響について表面的に考えて いたよりもはるかに多くの専門的ノウハウがあることを打ち合わせのプロセスで教えていただき、奥が深いんだな~と改めて感じさせられました。その結果、非 常に満足する音響特性の部屋を造っていただき大喜びです。
また、私のアイデアでとりいれてもらった納戸側の結線用扉も効果絶大で、機械をいじることの好きな私にとってとても重宝 (重い機械を動かすことなく背後から楽に結線できる)しています。これはそのほかの面、つまりリスニングルーム側に機材ラックの出っ張りがなくなったの と、配線など余計なものも目に付かずスッキリした内装になりとても広い感じになったという点でもあり、良かったです。
また、数千枚のLP、LD、VHSC、CD、DVDのソフト類もオリジナル造り付棚にしっかり収まったのも正解で、トータルでこんなにスッキリした部屋になるとは、かつての部屋からは想像もつかなかった・・・と思っています。
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