ドラム・ギタースタジオ

56’レスポール、61’ストラトをオールドマーシャル、 オールドフェンダーアンプで大音量で鳴らす!

吉田様邸ギタースタジオ-StudioAmaroy-

studio_reh_case01_img01神奈川県横浜市の閑静な住宅街にある木造2階建て住宅にMarshallJMP100W、FenderDelaxReverbを気持ちよく鳴らせるプライベートスタジオを造りました。

吉田さんは56年製のレスポールコンバージョンタイプや61年製ストラトキャスターをお持ちで、お自宅新築時にこれらのギターを気持ち良い音で弾けるスタジオを造りたいとのことで今回の「スタジオ計画となりました。

良いギターやアンプをお持ちでも大音量で鳴らせなければ単なるコレクターズアイテムになってしまいます。これらの楽器は大音量で弾いて初めてその価値が100%引き出されます。

 

1. 夜間でも100Wスタックアンプを大音量で鳴らせる十分な遮音性能

studio_reh_case01_img10夜中にマーシャルフルテン!とまでは言いませんが、7帖前後の部屋で十分楽しめる音量90~95dB位は夜間でも出せます。

studio_reh_case01_img05外部に対してはD-63~68という高い遮音性能が得られました。

 

2.外の眺望を十二分に楽しめる大開口の窓

studio_reh_case01_img11西側の眺望のよい壁面には1600×900の大判のFix窓、南側自宅バルコニー側には開きタイプの防音窓を付けましたが外部に対する遮音性能は上記にあるように十分な遮音性能が取れています。

 

3. オーディオルーム、ホームシアターも楽しめるようなレイアウトと室内音響

studio_reh_case01_img15既存の間取りは8帖と正方形であり、室内音響的にはよろしくない形状でした。
ここから部屋の方向性を決定し左右対称になるよう側壁を傾けオーディオリスニング、ホームシアターとしても問題ない形状としました。また正面には90インチのスクリーンとスクリーンBOXを設置、天井吊りのプロジェクターの設置配線を行いました。

吸音材は部屋自体が自然な響きとなるように最低限の面積とし、アンプブースのようなベタベタにデッドな空間でなくビンテージギター、ビンテージアンプの抜けの良い音を十二分に楽しめる室内音響としました。

 

4. オールドマーシャル、フェンダーアンプ本来の音が出せる電源環境

studio_reh_case01_img12ビンテージマーシャル、ビンテージフェンダーアンプに関しては並行輸入品のため、200V→117Vのノイズカットステップダウントランスを経由したコン セント回路としました。これは100Vとは当然パワー感やダイナミックレンジが違い、また単なるステップアップトランスとも電圧の安定性が違います。業務 用レコーディングスタジオのデフォルト的電源仕様と言えるでしょう。

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担当者のコメント

お客様が引渡し後おっしゃられていた言葉の中に”ギターとアンプの音を耳で聴くだけでなく体で感じる程の音量を自宅で出せるのは無上の喜びです!”という言葉がとても印象的でした。
ごく普通の部屋でアンプを鳴らしてあともう少しボリュームのツマミを上げられたら気持ち良いのだろうなと思うことは誰しもあると思います。そんなストレス から解放される部屋があれば演奏のトーンやタッチ、ニュアンスといった表現力の幅が格段に広がることでしょう。

雑誌「ギターマガジン」2012/4月号5月号掲載
「ギターを思い切り弾けるプライベートスタジオ」

 

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