ピアノ室

1階はピアノ教室・2階は生活空間という動線・機能分離を実現したリフォーム

-おおみピアノ教室-

埼玉県新座市でピアノ教室を営む近江さんが音楽室に求めたのは、第一に周囲を気にすることなくピアノが弾けること。そしてレッスン用にグランドピアノを2台置ける広さと、気持ちよく演奏できる明るく開放的な空間であることでした。 
そのため間取りを大々的に見直し1階LDKの機能を2階へ移動。 一階に大きなピアノ室空間を確保しました。  

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1. グランドピアノ2台を設置できる約15帖の明るく開放的なピアノレッスン教室

 

before

kodatere_case01_img02台所と組立防音室が見える。
一階の台所8帖と居室12帖を一つの大空間にして、15帖を確保。
柱・壁を撤去する代償として梁の補強のみならず、この機会に築30年の木造住宅全体の耐震構造計算を実施して、耐震補強工事をバランスよく行いました。

after

kodatere_case01_img04旧組立防音室の天井高は2.2mで、閉塞感の強い空間でした。今回のリフォームでは、旧室内天井を撤去。通常の天井高(2.4m)より更に高い2.7mの天井高にしました。部屋を横切る(旧壁)大梁の存在を消しながら間接照明として利用。これによって更に天井が高く感じられます。

 

サッシュ

kodatere_case01_img07_l南面にあった防音性能に不利なサッシュは、防音に有利な縦長のサッシュに全面的に交換。
所帯じみた空間から、明るく開放的でリズム感のある洋風なインテリア空間に変身しました。

間取り

kodatere_case01_img13_l住宅の機能を明確に分離するため、間取りを大々的に変更しました。
正面は、先生用のドア、その左手は生徒さん用のドア、右手には2階へ続く階段があります。
生徒さんは、玄関からのスムーズなアクセスが可能となり、2階の居住スペースはプライベートが保たれるようになりました。

kodatere_case01_img05_l楽譜棚+カウンター設けることでレッスン前の準備やスケジュール調整などのちょっとした事務スペースとしても機能します。
また、2~3人の待合スペースにも活用できます。
旧台所スペースの旧出窓部分を利用して、飾り棚のニッチとしました。

 

2. 夜間でも演奏可能な、外部に対する高い遮音性能を確保

kodatere_case01_img10_l周囲は住宅が密集する住宅地。お隣の建物が接近しているため内側には気密インナーサッシュを設けて二重窓にしています。結果、外部に対してD’-50~55等級という高い遮音性能が得られました。これは、夜間の練習も十分可能な性能です。

kodatere_case01_img03_l南面縦長窓の連窓は、ピアノ室に気持ちのよいリズムを与えていて採光も十分です。

 

3. 既存建物の耐震補強やリフォーム工事、外構工事も同時に行うことで合理的で無駄のない工事

 

before

kodatere_case01_img09既存の建物はおよそ築30年の建物。
昨今の地震の影響もあり、防音工事と共に耐震補強工事も行うことにしました。
2階のリフォーム工事(ダイニングキッチンを新たに設けるetc..)や、外構工事も同時に行うことで合理的で無駄のない工事となり、トータル・コストを削減しています。

after

kodatere_case01_img08南面の大きな開口部は全面改修。
耐力壁をバランスよく確保して配置しました。南面の庭は、最小限の緑を効果的に残せるよう再設計。
駐車スペースは2台分にして、生徒さんへの送迎の用途を満足させるようにしました。

一階ピアノ教室の窓の全面改修と同時に、2階を含めた南外壁面の全体リニューアルデザインがあいまって、現代感覚の素敵な外観になりました。

 

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